三鈴浪漫館絵画製作依頼

絵の制作とご依頼方法まとめ

絵画制作・依頼制作・絵画鑑賞・公募展出品に関するお役立ち情報を画家視点でまとめました。

目次

猪立山三鈴の絵画制作入門

猪立山三鈴の絵画制作入門では、webサイトや本では見かけない制作手順や画材の選び方をご紹介。

「何が描きたいのかが分からない」、「最後まで作品を完成させられない」という方におすすめの方法です。

1枚の絵ができるまで

あいまいなイメージを最初にことばで明確に表現して、描きたい絵に仕上げます。

  1. ことばをメモしてイメージの核を決める
  2. 「たゆたう」とか「うかぶ」のように、描きたいイメージに合う言葉をメモ。

  3. 資料を調べてイメージを補なう
  4. メモしたことばに合う画材を選ぶ。

    資料を元に、描きたい言葉を表す有機物や無機物は何(誰)かを考え、表情やポーズを簡単に描いたラフスケッチを作る。

  5. 下書きをしてイメージを強める
  6. 選んだラフスケッチに、調べた資料の情報を入れて構図を細かく決める。

    仮の色も塗っておく。

  7. 本画でイメージを
  8. 描きたいものをぼやけないように最初のメモや資料を確認しながら描く。

    描き続ければいつかは完成するのであきらめない。

  9. タイトルを決めて完成
  10. 数日後、線や塗りに忘れたことはないか、イメージに合っているかを冷静に見直す。タイトルを決めて完成。

ことばで明確化→資料で補足→構図・線・色で補強→見直しで完成したら祝杯!

使用画材と選び方

お仕事かららくがきまで、いろんな場面に使える画材です。

ワトソン紙・ホワイトワトソン紙(ホルベイン):アクリル・水彩・水墨(墨絵)

発色が程良い、濃淡をコントロールしやすい、表面が強く直接下書きができる

竹和紙(アワガミファクトリー)、色紙(メーカー不定):水墨・仏画

触り心地がいい、にじみがきれい

マットボード・キャンバス(メーカー不定):アクリル

樹脂を塗っても反りにくい

絵の具
固形墨:青墨・茶墨(メーカー不定)

きれいな線を引きたいとき、色に深みを出したいとき、香りに癒されたいとき

もらったものや旅先で購入。絵に思い出を込めている。

墨汁:ともしび(墨運堂)古墨(呉竹)

安定した線を引きたいとき、濃い墨が多量に必要なとき

名前買いだけど使いやすい。

透明水彩:ホルベイン、クサカベ、ウィンサーアンドニュートン、シュミンケ、ダニエルスミス

透明感や軽やかさを出したいとき、アクリル画に深みを出したいとき

メーカーによって好きな色が違うので、少しずつ買い足し。

長持ちするのでコスパは良い。

アクリル絵具:ホルベイン、アムステルダム、リキテックス

厚みや重さを出したいとき

匂いが薄く乾きが早いので油絵の具の代わりに使っている。

パッケージで選んだホルベインは粘度がお気に入り。

顔彩・水干絵具:吉祥

他の画材では出せない色と粒感を出したいとき、和の風合いを強めたいとき

水干絵の具はアクリル用メディウムで溶かします。

水彩用、油絵用、書道用、工作用刷毛など(メーカー不定)

もらった筆を使用。面白い線が引けるので痛んだ筆も手放せない。

細かいところは面相筆で描いている。

下書き
シャープペンシル・鉛筆・水彩鉛筆(2B〜4B)、消しゴム(モノブラック、モノ)

字と絵の使い分けはしない。シャープペンシルの軸は細め、消しゴムは汚れが気にならないモノブラックがお気に入り。

飽きずに使える画材選び3つのポイント
好きと感じるものを選ぶ

色・パッケージ、名前、触り心地、匂い、思い出

手に入れやすく

近所で買える、発送が早い通販で買える

価格が適当

高価過ぎない(生活は大事)、安すぎない(品質が落ちる)

紙、絵具、筆で描く。飽きずに心地良く使えるものがおススメ。

絵の完成までにかかる時間

塗り始めてから最短で30分、長いときは1ヶ月以上描いています。

制作の所要時間は画材によってほとんど変わりません。アクリルは下地作りや重ね塗りなどの作業数が多く、水彩や水墨は気に入った絵ができるまで描き直すからです。

ただし、資料の用意から構図ができるまでにその数倍の時間がかかります。

初めてのご依頼の手引き

「絵が好きだけど、依頼まではしたことがない」という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

ここでは、中学生の方から80代の方までのお客様と作ってきたご依頼から納品の流れをご紹介します。

「お金の計算に困っている」「迷う時間に絵を描きたい」アーティストさんはお見積もりの計算式をぜひお試しください。

依頼から納品まで

  1. 依頼メールを書く
  2. 作品集やSNSに気になる絵があれば、メールでお問い合わせください。「こんな感じの絵が欲しい」みたいなざっくりとした説明でもOKです。2回目以降のご連絡はLINEやお電話もご利用可能です。個展や展示会場でのご依頼も受け付けています。

  3. 相談して描く絵と予算を決める
  4. お届け予定日絵のサイズ・内容・色・技法・額の有無などを相談して、制作料をお見積もりします。お客様のご予算に合わせた制作提案も可能です。お見積もり後、下書き提出前まではキャンセル可能です。

  5. 構図のラフスケッチ(下書き)を確認する
  6. 何枚かの作品の構図画像を送ります。修正や変更点を相談しながら、どの絵にするかを決めます。

  7. 本画(原画・データ)作成
  8. 実際の絵を作成後、画像データを送ります。

    お客様は最終確認をお願いします。

  9. 制作料を入金する
  10. 最終確認が終わったら、お支払い方法をお知らせします。お客様はご入金をお願いします。 法人のお客様の場合は契約書に従います。

  11. 作品発送
  12. ご入金を確認後、作品を発送します。飾ったり眺めたりして長く楽しんで頂けるとうれしいです。

メール問い合わせ→内容・金額・作品画像を確認→支払い→絵を観ながら祝杯!

猪立山三鈴へのご依頼におすすめの絵とその理由

日本画、水墨画の技法を使って描く美人画(和風人物画)、植物画、仏画が得意です。

古事記、万葉集、平安時代、江戸時代の風俗、神仏に関しては、所蔵する多くの図録や図版などの資料を元に描けます。植物画を描く際には大学時代に専攻していた園芸学の知識を活用します。

依頼できる絵の内容とサイズ例

10cm角の小さな絵から、2mの高さの絵までご依頼制作実績があります。

店舗・会社・ご自宅に飾る絵、ご結婚披露宴のウェルカムボード、お子さま、お孫さんの生誕記念色紙製作を承ります。

データ入稿が可能なので、CDジャケットDVDパッケージTシャツイラスト製作DMハガキ年賀状イラスト名刺・Web素材イラストレーション製作など、デザインを含めてご提案できます。すでに描いた絵を印刷物や商品に利用することも可能です。

ご依頼作品の納期

通常の納期は約2週間です。サイズ・構図・使用画材、枚数によって変わります。

お早めにご連絡頂ければありがたいのですが、〆切までの時間が足りない場合でも、できる限りご相談に応じます。

絵の金額の決め方

時給を決めて、計算しています。この方法と使うと、料金がお客様と自分自身に分かりやすく、制作料を悩む時間を絵を描く時間に回せます。

    見積もり金額(制作費)=時給×制作時間+材料費+諸経費
  • 時給=絵の難易度により設定、1,000円から2,000円程度
  • 制作時間=資料調べ+下書き+塗りにかかった時間
  • 材料費=紙+筆+絵の具+額代
  • 諸経費=送料+委託手数料+広告費
    制作料金の目安
    はがきサイズ原画
  • 白黒:3,000円、カラー:8,000円〜
  • A4サイズ(ハガキの約4倍)
  • 白黒:20,000円〜、カラー:36,000円〜
  • イラストデータ(はがき・Webサイト・ホームページ・雑誌・年賀状イラスト)
  • 白黒・カラー:5,000円〜
  • 名刺イラストとデザイン
  • 10,000円〜(デザインのみは¥6,000〜)
  • DMハガキイラスト・デザイン
  • 20,000〜(デザインのみは¥10,000〜)

価上がりの理由:構図案を増やす・複雑な構図・考証が必要・販売物である

お値引きの理由:構図案を減らす・簡単な構図・考証が不要・公共性がある

送付方法

宅配便利用にて現物発送の完成日の翌日着が可能です(福岡市南区から発送)。

データ納品

jpg、eps、gif、tiff等、指定のファイル形式で納品致します。パスワードで守られたデータをギガファイル便、またはサーバーからダウンロード可能です。

お支払い方法

国内からの送金は福岡銀行、ゆうちょ銀行、PayPay払い(50,000円まで)、現金書留がご利用頂けます。

海外からの送金は、ゆうちょ銀行口座へのご入金が可能です。

入金の確認ができ次第、完成データ、完成作品をお送りします。

法人の場合、事前に取り交わした契約書の規定に従います。

製作料金が100,000円を超える場合、料金の一部を先に頂く場合があります。

製作料延滞の場合には年14.5%の利子を頂きます。

ライヴペインティング出演

イベントやパーティへのライヴペインティングの出演を受け付けています。出演時間はご希望に合わせて調整します。

着物やスーツでのライヴペインティングもできます。

でき上がった作品を額装して店内壁画・店舗看板・室内装飾として飾れます。

パネル、紙、音楽CD、汚れ防止シートはこちらでもご用意できます。

海外からのご依頼

制作ご依頼、海外での展示のご案内や滞在制作のお誘いなどは日本語か英語のどちらかのお問い合わせをお願いします。

美術鑑賞を楽しむコツ

美術館や博物館、ギャラリーで生の作品を観る時間は楽しみで、幸せになれる時間だと私は思っています。美術館や博物館には行ったことがない方にも、疲れずに、気楽に、深く、美術鑑賞を楽しむコツをご紹介します。

美術館や博物館で疲れないための5つのコツ

館内の無料コインロッカーを利用する

館内の無料コインロッカーにできる限りの荷物を預け、まずは身軽になりましょう。身体の疲れが違います。貴重品を入れられる小さなバッグがあると便利です。コインロッカーに入らない荷物はカウンターで預けましょう。

美術館に行く前にお茶とおやつを食べておく

絵を集中して観るために、お腹を満たしておきましょう。展示作品への悪影響を避けるため、美術館や博物館の会場内では飲食ができません。

展示室に入る前にトイレに行く

すっきりしてから入りましょう。ただし我慢は禁物です。展示会場内で行きたくなったらスタッフさんに再入場の方法を教えてもらいましょう。

作品を観る順番を気にしない

指示が特にない場合、並んで待つ必要はありません。空いている作品のところへ先に行き、後で戻ると空いていることが多いです。

展示作品の数を確認しておく

時間に限りがある場合、どのぐらいの早さで進めば良いかをあらかじめ知っておきましょう。

美術館や博物館に行くのにおすすめの日と時刻

平日の方が空いているのでじっくり絵を観られます。週末に行くなら、夜間の開館時間や夕方は比較的空いています。

期間限定の展示の場合、会期の初日以外の早めの時期は比較的空いていて、会期終了直前は混雑していることが多いです。

はじめて行くならこんな4つの展覧会

好きな作品がある展覧会

場所やライティングによる見え方の違いは衝撃です。すべての方におすすめです。

絵本やアニメの展示、体験型の展覧会

お話ししやすい環境なので、親子や友達同士で行くのに向いています。

九州国立博物館の「あじっぱ」のように、こどもが美術に触れて学べる無料スペースもおすすめです。

大きな美術館や博物館の常設展示

好みの作品を発見するのに向いています。

特別展示より入場料が安く、いろんな分野や時代の作品を幅広く見られます。

常設展示室が広めの美術館・博物館(東京と福岡のみ)

東京国立博物館、国立西洋美術館、国立科学博物館、九州国立博物館、福岡市美術館

知り合いやお友達の作品が展示してある展覧会

お出かけに緊張してしまう方は、お友達が展示をしている作品展に行ってみるのがおすすめです。

美術館や博物館やギャラリーが、すこし身近な場所になってくれます。

福岡観光やライヴ遠征の方へおすすめの美術館と博物館3選

福岡県立美術館

天神から徒歩10分と立ち寄りやすい美術館です。高野野十郎の絵は必見で、季節入れ替えの所蔵展も見どころが多いです。

福岡市博物館

福岡ドームやZepp Fukuokaから徒歩圏内(バスも有)なので、ライヴや野球観戦とあわせて行けます。

教科書でおなじみの金印をはじめ、時期によっては圧切長谷部や日光一文字、日本号など人気の刀剣が観られます。

福岡アジア美術館

中洲川端駅直結のビルにある美術館。他では観る機会が少ないアジア美術のパワーを堪能できます。20時閉館、月曜開館(水曜休)がめずらしくてうれしいです。

美術鑑賞にもっていくと便利な4つの道具

図録が入る大きめバッグと財布と携帯が入る小さなかばん

大きなバッグはロッカーに預けて、小さなかばんで会場を回ると身軽です。

小さなかばんは、肩にかけられるショルダーバッグやサコッシュがおすすめです。

鉛筆、クリアファイル

チラシや作品目録を折り曲げずに持ち帰れます。

鉛筆以外の筆記用具が禁止のことが多いので、メモ用鉛筆を持って行くと便利です。

単眼鏡

ガラスケースの中の細かな細工や筆の跡が観られます。屏風や絵巻の見方が変わります。

ストール

作品保護で会場が寒いときの防寒に。夏でも冬でも巻き付けます。

美術鑑賞をより深く楽しむための3つの方法

画廊やギャラリーに行く

ギャラリーや画廊では、有名無名に関係なく美術館や博物館にはない作家の作品を入場無料で観られます。

購入できる作品を展示している場合、欲しい作品があれば買えますし、買わなくても構いません。

作家さんがいれば、作品に関するお話を直接聞ける機会が得られます。

イベントやワークショップに参加する

展覧会についていろんな角度で学べる講演会や体験会は、申し込みの手間をかける価値がある充実の内容を楽しめます。

申し込み不要なギャラリートークは途中退場も自由なので参加しやすく、図録やキャプションにも載っていない作品の裏話が聞けたりします。

親子で参加できるワークショップは手を動かすので退屈知らず。夏休みの自由研究に役立つ場合も多いです。

美術館や博物館のカフェやレストランを利用する

窓から見える風景、内装、食器など、目で楽しめるお店が多いです。

レストランやカフェも、味や見た目がどんどん進化しています。展覧会にちなんだメニューは、写真映えすること間違いなしです。

イチから学ぶ個展を開く方法

個展の開催をするには、自分で主催して場所を借りる方法と、誰かに企画してもらって企画展を開いてもらう方法があります。

ここでは自力で主催する方法を中心に説明しますが、誰かに企画してもらう場合は、作業・宣伝・搬入搬出など作業の一部を企画者にお任せするだけで、基本的な作業の進め方は同じです。

場所を借りて個展を開く方法

  1. 個展を開催する目的をはっきりさせる
  2. まずは、個展を開く目的をはっきりさせておきましょう。

    「絵を観てほしい(作品を観てほしい)」、「絵を売りたい(作品を売りたい)」、「仕事の幅を広げたい」、「絵が展示されている空間を自分が見たい」など目的により、展示する絵の種類と選ぶギャラリーが変わってきます。

    個展を開くには、体力も気力も時間も(お金も)必要です。最初に目的を決めておくことで、本当に個展を開きたいのか迷いが生じたとき、後に確認できます。

  3. 作品を展示する画廊やギャラリーを探す
  4. 個展を開く目的に合わせ、webサイトのギャラリーまとめや「地名 ギャラリー」「地名 画廊」で場所を探しましょう。いいなと思ったら、行ったことがないギャラリーはもちろん、自分が行ったことのあるギャラリーでも、必ず下見をしてみましょう。

      目的別ギャラリーの選び方
    • 絵が展示されている空間を自分が見たい方
    • ギャラリーが主催するグループ展に参加するという方法もありますが、開催が早くできて、自分の好きな空間が作れるギャラリーを選びましょう。絵を置いている場所に近いギャラリーなら搬入の負担が軽くなります。場所が不便だと安価なことが多く、無料のギャラリースペース

    • とにかく絵を観てほしい方
    • 交通の便が良い画廊を選びましょう。ギャラリーが多くあるエリアがおススメです。予算が高めになりますが、絵に興味のある方が多く訪れます。一方で、観光地のギャラリーもおすすめです。たとえば、ゆふいん駅アートホールは、駅直結、待合室を兼ねたギャラリーです。公募で審査がありますが、無料で借りることができ、国内外の多くの方に作品を観てもらえます。

    • 絵を売りたい(作品を売りたい)仕事の幅を広げたい方
    • 絵の販売に実績のあるギャラリーや有名なギャラリーを選びましょう。立地の良いギャラリーも多く、宣伝をしっかりしてもらえたり、いろんな絵を見て来た方のアドバイスは役立ちます。

      絵、イラスト、写真、工芸など、自分が観せたい作品の分野や内容に特化したギャラリーがあれば、ぜひそのギャラリーを選びましょう。あなたの作品に強い興味を持ってくれる方が訪れる可能性が高まります。

      主なギャラリーの種類
    • 企画展や所蔵作品を展示するギャラリー(画廊)
    • 企画ギャラリーで展示をしてほしい場合は、声をかけてもらえる作品づくりや、そのギャラリーに作品を観てもらう仕掛けや工夫が必要です。自分の作品を展示してもらえるように、人脈、SNS、イベントやグループ展への参加や公募展への出品、自分主催で個展を開いてご案内するなど、様々な方法を活用しましょう。

    • 企画展もする貸ギャラリー(画廊)
    • 企画ギャラリーで展示をしてほしい場合は、声をかけてもらえる作品づくりや、そのギャラリーに作品を観てもらう仕掛けや工夫が必要です。人脈、SNS、イベントやグループ展への参加や自分主催で個展を開いてご案内するなど、様々な方法を活用しましょう。

    • 貸ギャラリー
    • 借りる価格・広さ・立地・業務形態(専業のギャラリーか、カフェとの兼業か)・得意なジャンル(写真・工芸・イラスト・絵画)など、さまざまな違いがあります。webサイトや実際に会場に行って確認してみましょう。(だいたい1週間単位で借りるところが多いです)

  5. ギャラリーへ申し込みに行く
  6. 1〜2年先までギャラリーの予約が埋まっている場合があるので、なるべく早めに申し込みを済ませましょう。分からないことがあれば、積極的に質問して行きましょう。

  7. 作品リストと進行表を作る
  8. 会場の広さによって変わりますが、今まで作った作品やこれから作る作品で大小20〜30点ぐらいの作品を用意しましょう。制作時間は予定よりも長くかかりがちです。早めに準備を始めましょう。

  9. DMをつくって配布する
  10. 自分で作るか、印刷屋さんにはデザイン込のプランもあります。マスコミや個展の内容について説明できるようにメモも作っておきましょう。個展の内容について説明できるようにメモも作っておきましょう。

  11. 宣伝をする
  12. とにかくいろんな方に知ってもらうことが大事です。SNSはもちろん、新聞社やwebマガジンに個展の情報を送ると掲載してもらえるかもしれません。制作に必死になればなるほど宣伝がおろそかになりがち(私のことです…)だけれど、すべての方が全部の宣伝を見聞きする訳ではないので、宣伝は少し多いかなという頻度が良いです。

  13. 作品の搬入予約をする
  14. 自分で直接搬入ができない場合は早めに宅配業者さんに早めの予約をしておきましょう。

    サイズが大きいものは専門の業者さんに頼む必要があります。

  15. 搬入の荷物を作る
  16. まず、作品の展示位置をおおまかに決めておきます。

    額の紐はあらかじめつけておきます。作品を入れた箱にキャプション(タイトルや価格を書いた紙)を入れておくと飾り付けが早く進みます。

  17. ギャラリーで飾り付けをする
  18. 搬入作業はものすごく体力を使います。前日はなるべく早めに寝て作業しましょう。

      搬入時もちものチェックリスト
    • 道具類(筆記用具・文房具・工具)
    • 自分が搬入・会期中に使う道具類を必要に応じて用意。

      文房具

      鉛筆、消しゴム、ペン、はさみ、カッター、定規、コピー用紙、厚紙、付せん、マスキングテープ、セロテープなど

      発送用品

      ガムテープ、緩衝材、手提げ袋(販売物がある場合)、梱包材、荷物の送り状、レターパックなど

      工具

      金槌、釘、だるまピン(虫ピン)など。ギャラリーからお借りできる場合は不要。

    • 芳名録(感想帳)・お客さま用の筆記用具
    • お客様の記録用に使用。お礼状を送ったり、次回の展示のご案内ができる。

      お客様用の筆記用具は汚れがないもので、筆ペン、ボールペンなど複数置いて、選べるようにすると良い。

    • 作品リスト・キャプション・プロフィール・ポスター・名刺
    • 作品の説明や自己紹介用に使用。

      プロフィールは会場に掲示するものと、配布できるものの両方があると良い(名刺で兼用しても可)。

      ポスターは掲示スペースがあれば作った方が良い。DMを大きく印刷するだけでもOK。

    • 価格表・金庫・領収書・請求書・丸形シール・はんこ・収入印紙
    • お金に関する道具は、販売物があり、お金の管理を自分で行う必要がある場合のみ必要。

      金庫はお菓子の缶や箱でも可。

      請求書は後日の振込を受け付ける場合に振込先を記入して渡すと間違いが起こりにくい。

      販売が決まった絵のキャプションと価格表に丸シールを貼っておけば、二重販売を避けられる。

      はんこは領収書に押すためのもの。

      収入印紙は必要があれば。50,000円以上の金額の領収書に使う。

  19. 個展を楽しむ
  20. 在廊の場合は可能な限りのたくさん寝て体調を整えること。ごはん、おやつ、飲み物を忘れずに。

    差し入れを頂いた場合はお名前を控えておいてお礼の気持ちを忘れないように。

    ギャラリーの方やお客様とのお話は勉強になることが多いです。

    最終日まで、空いた時間にはこまめな宣伝を忘れずに。

  21. 搬出・会計
  22. 搬出時に販売作品の発送も行う。送り先を間違えないように。

  23. 荷物を片付けて祝杯!そして次の準備をする
  24. お疲れさまでした!ここまで来たら今後にやりたい何かがきっと見つかったはず。楽しみながら創作を続けて行かれることを願っています。私もがんばります!!

個展開催のお金の計算

    個展開催の支出=会場費+広告費+輸送費+滞在費
  • 会場費=会場を借りるお金。1週間単位のところが多い
  • 広告費=DMハガキ・ポスターなどの印刷費
  • 搬入・搬出費=運送費(大きな作品がある場合は見積もり必須)+梱包材費
  • 滞在費=交通費+飲食費+宿泊費(遠方の場合)
  • 個展開催の収入=総売り上げ−販売手数料
  • 総売り上げ=売れた作品の販売価格の合計(販売物がない場合は0)
  • 販売手数料=作品の価格xマージン(%)の合計。ギャラリー・画廊に支払う
  • 参考:猪立山三鈴の作品販売価格=制作費×(100+販売手数料%/100)

公募展への出品を考えている方へ

公募展への出品から入選のヒントまでお知らせします。

公募展の出品は、良い絵を描くために不可欠なことではありません。

絵の学校や大学に行かなくても絵が描けるのと同じことです。

公募展の出品は、「制作に行き詰まった」「自分の絵をより良くしたい」という方に特におすすめです。

自分の力を試してみたい方や、自分の作品を美術館や博物館で観てみたい場合も公募展の出品は役立ちます。

公募展の長所と短所

公募展の長所
  • 自分の力が試せる
  • モチベーションが上がる
  • 講評が聞ける
  • 公募展の短所
  • お金がかかる
  • 時間がかかる
  • 出品する公募展の選び方

    過去の展覧会に気に入った作品があるかどうか

    気に入った作品が多くある公募展は、自分の目指す創作と描くものが近い可能性が高いです。

    自分の作品が評価されやすい、講評が参考になりやすいです。

    全国展か地方展か

    全国展は全国から出品可能です。出品数(ライバルの数)が多い公募展への出品は、入選したときの喜びと学びが大きくなります。知名度が高かったり、歴史のある公募展であれば、仕事でのプレゼンテーションに使えます。地元での仕事に活かしたい場合や、地元のお友達やご家族に作品を観てもらいたい方には、自分が住んでいる地域での展示がある公募展がおすすめです。

    地方展は地方の特色を活かした展覧会や、その地方に住んでいることが出品の条件となります。出品に条件がある展覧会はライバルが少し減り、入選の可能性が高まります。県や市が主催している展覧会は全国展に比べて出品料が安く、搬入・搬出も自分で行えば、出品費用を押さえられます。また、講評会に行ったり、審査員の先生とお話ししやすいのも大きな利点です。もし、入選することそのものを目的としているなら、過去の出品者数が少ない公募展を探すのもひとつの手段です。さらに、自分の作品が出品されるところを観てみたい方は、出品された作品がすべて展示される公募展に出すという方法もあります。

    出品票を手に入れやすいかどうか

    インターネットで応募要項をダウンロードできる公募展であれば、すぐに要項を確認して出品の準備が始められます。手続きができます。公募展によっては、ギャラリーや美術館で出品票を手に入れられる場合もあります。

    出品する公募展の探し方

    • ギャラリーや美術館・博物館に置いてあるリーフレットをもらう
    • 公募ガイドONLINE」(雑誌もあります)や「登竜門」などの公募情報をまとめたサイトを見る

    出品にかかる費用

    出品にかかる費用=出品料+配送料

    学生の方は学生割引がある公募展がおすすめです。直接持って行けず、宅急便での搬入ができない場合、専門の委託業者による委託搬入をします。梱包の必要はありませんが、料金は安くはありません。不安な場合は出品を検討する段階で、見積もりを取っておくと安心です(主な指定業者は出品要項に記載されています)。

    入選や入賞のコツは?

    大きな作品を描けるなら大きな作品を出した方がいいかな、と、思います。

    その理由は、審査のとき、審査員と作品の距離はそれなりに遠いからです。

    出品料、配送料のどちらも、大きかったから高くなるということもないです。

    他の人と違う作品であること、少しでも新しい何かを感じられること。

    あとはたくさん描くこと、考えて描くこと。私もがんばります。

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